ChatGPTで入力した機密情報を学習利用されないようにするにはどうすればよいの？
そんな悩みを解決します。
ChatGPTは非常に便利なツールです。しかし、これらの技術が私たちのデータを利用することにより、プライバシーや機密情報の保護が問題となることもあります。そこで今回は、ユーザーが自分のデータを学習に使わないようにする「オプトアウト申請」について詳しく解説していきます。
チャット履歴オフ機能が追加され、オプトアウト申請よりも簡単になりました。
【新機能】チャット履歴のオフ
オプトアウト申請よりもさらに簡単なチャット履歴を無効にする機能を実装されました。
チャット履歴が無効になっているときに開始されたチャットは、モデルのトレーニングや改善には使用されず、履歴サイドバーには表示されません。
これにより、現在の削除よりもデータを管理しやすくなることが期待されます。
チャット履歴を無効にすると、新しいチャットは 30 日間保存され、悪用がないかどうかのみ確認された後、完全に削除されます。
チャット履歴のオフの設定方法
チャット履歴のオフは簡単な手続きで行えます。以下に手順を説明します。
- 画面左下の「…」をクリックし、[Settings]をクリックします。
2. [Data controls]を選択し、「Chat History &Training」の緑チェックをクリックしてオフにします。
チャット履歴のオフの設定を戻す方法
履歴を残して使用したい場合には「Enable chat history」をクリックするだけで履歴を残せるようになります。
オプトアウト申請とは？
オプトアウト申請とは、AI開発者が提供するサービスにおいて、自分のデータが学習に使われないように申請することができる仕組みです。
これにより、ユーザーのプライバシーが保護されるだけでなく、機密情報も安全に保たれます。
オプトアウト申請の手続き方法
オプトアウト申請は簡単な手続きで行えます。以下に手順を説明します。
1. 開発者が用意したオプトアウト申請フォームにアクセスします
2. メールアドレスと組織ID（org-xxxxxxxxxxxx形式）を入力します
自分の組織IDはOrganization settingsから参照できます。
3. 必要事項を確認し、送信ボタンをクリックします
申請後、あなたのデータはAI学習に使用されず、プライバシーが守られます。
オプトアウト申請の注意点
これは、ユーザーのデータが学習に使用されないため、AIが最適な推論を行えなくなる場合があるためです。
そのため、オプトアウト申請を行う前に、その影響を十分に考慮してください。
まとめ
AI技術は素晴らしい機能を提供していますが、同時に、私たちのデータを扱うため、プライバシーや機密情報の保護が重要な課題となります。オプトアウト申請を活用することで、自分のデータがAI学習に使われないようにすることができ、プライバシーを守ることができます。
ただし、オプトアウト申請を行うと、AIサービスの性能に影響が出ることがあるため、利便性とプライバシーのバランスを考慮して判断しましょう。
最後に、AI技術が今後も発展し続ける中で、開発者やユーザーが共にプライバシー保護に取り組むことが重要です。AIと人間が共存する社会を目指して、私たち一人ひとりが情報保護に関心を持ち、適切な対策を講じることが求められます。
それでは、安全かつ便利なAIサービスをお楽しみください。
